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ステッチ&グルーで作るカヤックの本を見ていると必ず出てくる「マリン合板で作りなさいよ」という文章。

当初、耐水合板でも大丈夫だろう・・と考えていましたし、そのつもりで準備していました。
でも調べるにしたがって
「いくら日本製とはいっても、目のつまりが現物確認しないとダメ」
「マリン合板以外で船を作るのは犯罪に等しい」
などの言葉もあり、更に致命的ともいえるのが、
「耐水1類とはいっても、接着剤の特性から耐用年数は10年未満」という文言。

10年か・・・
それなら十分遊んでいいんじゃないかな
とも考えましたが、途中でどのような経過を辿るかわからない。
子供たちのだれかが譲り受けるのかもしれない。
はたまた誰かに譲るかもしれない。

何しろ、最初の一艇目だ。
しっかり作ろう。

そう考えて、探す合板をマリン合板もしはそれに近いもの・・・
と探すとあっさりあった。
「Tetsuya Japan」さんで扱っているロシアンバーチ。
耐水性はマリン合板に等しく色合いも美しい・・

値段は耐水合板よりもまぁお高いが、とりあえずこっちに決定!
ようやく材が決まったのだ。
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サバニの船体に使用する合板の厚さは何mmが正解なのだろうか。
厚すぎては曲げられない、薄くては強度が不安。
一般的なステッチ&グルー工法のカヤックやカヌーは4mmや5mm合板を使用しているケースが多い。
その際にバルクヘッドやビーム材などが強度を高めてくれる役割を担っている。
ではサバニは・・?

ウダウダなやんでも仕方ないので、休日の家族サービスタイムを使い海洋博公園へGO!
ここの海洋文化館には本ハギのサバニと南洋ハギのサバニが展示されているのだ。
今回情報収集して参考にするのは南洋ハギのほう。

南洋ハギは糸満の船大工がサイパンなどに渡った際に、現地で入手できる材を使って建造できるようにした、とか戦後の物資の乏しい中で、アメリカ至急の2×4材を使用して作れるように開発したとかありますが、「本ハギよりも薄い材で作る」のが特徴かと。
材が薄い為、竜骨のようなのを導入しているが、これが後にサバニ船の大型化を可能にしたとされる。

薄い材で作るってのは今の自分の状況と同じじゃん!

KIMG0790.jpg


KIMG0791.jpg


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KIMG0795.jpg


船尾にかけるライン


船底確認



船底の構造が丸木舟にサイドパネルを張ったような本ハギとは異なり、カヤックのような印象。
ボトムパネル3枚構造のような感じ。
竜骨もしっかり水が抜けるような構造に処理されているし、非常に勉強になる。
海洋文化館の展示場には、本ハギや南洋ハギの製作工程の動画もある。
それも観ながら、フムフム・・と一人ご満悦。

ただし、船大工の大城氏いわく
「南洋ハギは本ハギに比べて早く作れます。でも作り方は南洋ハギのほうが複雑ですね。」
とのこと。


よし、南洋ハギの特徴をしっかり導入して作っていくぞ!!
形状をどうしようかとか散々迷った挙句、初志貫徹サバニでいこう!と決定。
決まったわけだから早速作業開始となった。

まずは材料の調達・・・の前に、作業環境を整えよう!ということで、作業台・・通称「馬」を作成。
以前作ったウッドデッキの端材がまだまだ沢山あるからね。
とりあえず、高さ70cmのものを4台作成。

環境が整うと、俄然やる気も沸いてきますな。

そこからさっそく船体の作成に・・となる。
はじめに船体から作りたい衝動に駆られるが、今までの木工とは異なり「ステッチ&グルー工法」という初めての工法に挑戦するだけでなく、ガラスマットを敷いてFRP硬化させるという工程まで入ってくる。
いきなり大型を作る度胸は無いので、まずはアウトリガーの浮力体から作ることに決定した。

フロートの形態は極シンプルに。

合板の厚さも船体より薄くても大丈夫だろう・・ということで、カヤックのように4mm合板に決定。
地元の建材屋で注文することにすると・・


「あ~その規格の合板は取り扱ってないですね~ 取り寄せでもその規格は無いそうです。」

って・・?!

え、ちょっとまって
ネット調べたら結構あったよ?
取引業者が取り扱っていないってだけでしょ?!



ごねてみたところで無いことには変わらない。

困った・・



ネット発注は確実に希望の材質をゲットできるけど、輸送量という別のコストが発生する・・・。
困った・・・でも・・・



悩んでも仕方ないので、ネット注文することにした。
そうなると、より良いものを探したい。
耐水性は1等のもの、強度もしっかりしたの、そして・・・コスト(笑)

そんなわけで発注元を探す悩みが始まったのだった。
作成開始はいつになる?!
久しぶりに琳ちゃんと一緒にモアナと伝説の海を鑑賞してました。
う~~ん、やはり良い・・・。
とまぁそこまでは良かったが、観ていくうちに「あれ?」が発生。

それがモアナが物語最初のほうで(勝手に)使った船と、旅で使用していた祖先たちの船が別構造だったこと。
どちらもアウトリガーをそなえたセーリングカヌーなのだが、祖先船がフルクローズド、現在のものがオープンデッキタイプだった。
これって大きな違いじゃないか!!

祖先型は外洋を渡ってきたという設定だから、波をかぶっても船体には影響を受けない・・浮力を維持し続ける構造だ。
シットオントップにデッキを張る構造なので、重心が高くなりやすそうだけどアウトリガーやカタマランタイプで運用することが前提になっているように見える。

対して現在の船は、同じくアウトリガーだけどサバニのような感じ。
デッキが無いのは島の掟、
「さんご礁を越える事は許さない(外洋に出ちゃだめ)」のためにデッキを取り払い、中に入る海水は汲んでおけばOKといった感じだ。

ほぇぇぇ~~


最初にイメージしていたのは、モアナの祖先型の舟だったんだよな・・・


ここでもう一度、舟を作ろう!となった経緯を振り返ると
①今後成長する子供たちと一緒に遊べる釣り船がほしい
②安定性が重要
③自分ひとりで舟の準備・セッティングと出艇が出来ることが前提条件
④できればカートップに載積可能な重さであること
ということだったんだよね。

最初はサバニが欲しかったけど、③と④で断念せざるを得なかった。
特に③だね。
サバニは重量のある船体で、アウトリガーなどの艤装はまぁなんとか一人でやれるようにはなるかもしれない。
でも出艇や積み下ろしが一人というのは絶望的な重さだった。
ウインチ使う?
スロープのあるところでやる??

そんなとこから、船体の軽いシーカヤックを浮力体としてカタマランにしよう!となったのだ。


そのことを思い返しながら、現在のサバニ計画は本当に大丈夫?
サバニ計画を進めるにあたって、現在存在している問題点は
1.構造的に厚さ5mm程度の合板で強度は大丈夫?
2.船体の強度を増すとなると、その分重量も増える。「一人でも準備・出艇できる」はクリアできるのか?
この2点が問題なんだよな・・・。

1.の船体の強度については、船底を厚くするなどでカバーできそうだけど、そのまま2.の問題をどうするのか。
おそらく、カートップに一人で乗っけることは出来なくなる。
でも100kgを超えることは無いだろうから、一人でも出艇は出来るだろう。
その代わり、移動する際のボートトレーラーは必須になってくるはず。
予算的に大丈夫かな・・・。


そうなると、当初の通りクローズド構造の船体にアウトリガーを装着してデッキを載せる方式・・モアナの祖先型ということになる。
クローズド構造だから、シーカヤックを作るというイメージで大丈夫。
形をサバニ型にすれば妥協できた感じもある。

あとは自分が満足できるかどうか、だな。
いっそ両方作ってみようか?
サバニ模型その1

さっそくサバニ型模型を作ってみる。
すると早速?あれやこれやと疑問が出てくる出てくる。

まず、形がどうこうではなく素材は本当に大丈夫?ということ。
ベニヤを利用してのシーカヤックを造る本によれば、マリン用合板でも耐水合板でも厚さは4~5mmのものを使用する。
合板の特性上、分厚いものだと曲げることが難しいようだ。

本家サバニはというと、厚さ50mm!の板を使うのだ。
その厚さ10倍。
曲げ加工をどうするんだろう、とかその前に、この船型は水の中でもキープできるのか??という疑問がわいてくる。
シーカヤックの場合、内部にバルクヘッドを設置して、不沈構造と躯体の強度を高めるということをする。
模型では厚さ2mmのラワン材を使ってみたけど、強く曲げているのでそれだけで強度があるようにも感じるけど・・実際はどうなんだろう?
なにせ耐水合板というと、堅いのが特徴ときたもんだ。
一度に曲げ加工をすれば、一気に割れが走るんだろうな

ただ堅い合板を曲げて・・ならば、バルクヘッドの心配は要らなくなる。。はず
マストを立てるための板、そしてアウトリガーのアームを設置する為の横板をそれぞれ置くし、座椅子ともいえる横板をおく必要があるのがサバニだ。
このパーツが突っ張り棒の役割を果たしてくれるんじゃないだろうか

そんな風に今は考えているが・・・実際のところはどうだろうか。
普通の舟のように肋板を張って強度を確保するのが良いのだろうか。
はたまた、バルクヘッドのようなのを作って強度を増すようにするべきか
単純に側舷の厚さを増せば問題は解決するのだろうか?

問題点は側舷だけじゃない。
ボトムの構造だ。
本家のサバニは言い方が悪いが、丸木舟に側舷板をはっつけたような構造をしている。
でもこれが、ボトムへ重心を集める結果になるだけでなく、インリーフの船底へのダメージエリアでも十分堪えることができる構造になっている。
一番はボトム重心というところだが、運用という視点からすれば頑丈だ、というのも十二分に重要なことになる。
普通のシーカヤックならばボトムもサイドパネルと同様の厚さの板で作るのだが、サバニの取り扱い方を考えると、5mm合板パネルだけで作るというのは非常に心もとない
砂浜などで引きずらない、リーフに乗り上げたりしない、という前提条件ならば問題ないかもしれないが・・



悩みは尽きない・

とりあえず、造ってみるべぇ!
ステッチ&グルーだから、形はアウトリガー^タイプのサバニで良いじゃん!
と思い立ったのはよいけども、そもそもサバニとシーカヤックじゃ特性違いすぎじゃね?と足踏み開始です。

シーカヤックってのは波の上に浮いて進んでいくもの。
イノーとかリーフの上もすい~っといく、そんなイメージ。
サバニはといえば、船。
浅すぎる場所では船底削るよな・・・乗船するのもシーカヤックのように、ではない。
船底へのダメージはシーカヤックの比ではないな。

そもそも構造が違う。
乱暴な表現をすれば、丸木舟に側舷板をつけたようなのがサバニ。
だから底を引きずろうがリーフを乗り越えようが大丈夫。
さらに、ボトムに重量があるから重心が下にくるのでバランスが良い。
シングルチャインで形だけサバニにすると、何かこう・・・不都合とか起きそうな気がする。

ただし、アウトリガー装着が基本形だから、杞憂に終わるのかもしれない。

ウダウダ悩むより、まず動いてみよう。

前回模型を作って方向性が決まった

はずだったけど、動力をどうするの問題にぶちあたり、迷走を始めている。
現在計画中の船の大きさや形状を考えると、動力を人力のみで賄うのは少し厳しいのでは?という考えが出てきている。
手っ取り早く2馬力エンジンを搭載、という選択枝ももちろんあり得る。
でも
「できるだけナチュラルなエネルギーを」
「魚釣り専用だから」
という設計思想から抜けてしまうような気もしている。

そもそも、本来欲しいなぁと思っていたのはサバニ。
アウトリガーのフーカキサバニ。
でも重い!艤装を一人でセッティングは厳しい!出艇とかを一人じゃ無理!!という問題点をクリアするためにサバニではなくカタマランに変更したわけだ。
カタマランにした理由は大人数で過ごすことの出来るデッキ構造があるから。
大人二人に子供3名でも過ごせるスペース。
これが欲しいからカタマランになったのだ。

んで現在、カタマランの動力に帆をつけるかどうか。
帆をつけるならば、参考になるヨットは多数あるから問題はないけど、それならば形状はカタマランでなくても良いのでは?
シットオントップのカヤックを浮体と考えて、アウトリガー構造にする。
・・あれ?それならばサバニでよくない??

「カヤック」を選択している理由はスティッチ&グルー工法で作るため。
木製合板を使用するから、そのテキストにあるのが木製カヤックを作る本だから。
また、一番大きな船体でも一人で運べる重さになるというのが魅力的だからだったね。
・・あれ??
スティッチ&グルー工法でサバニが作れるならば、そっちでも良いんじゃない??

遠洋航海する前提ではない船だし。



あれ???


なんだか

色々と揺らいできちゃいましたね。


とりあえず、困ったときや迷ったときは一旦形にしてみるとしよう。
今頭でイメージしている船体を模型にしてみるのだ。
少しは迷いが減るはず。

ハロウィンが終わり、次のイベントはクリスマス・・
我が家ではハロウィンは今ひとつ盛り上がらず、子供たちはクリスマスのほうに興味が移ってます。

さて今年のプレゼントですが、
「サンタさんに何お願いする~?」
から始まる意識調査、一番上の兄ちゃんは「投網」。
鉄腕ダッシュの「グリル・厄介」とか池の水ぜんぶ抜く、に影響されまくりです。
まぁ、投網あったらミジュンとかを一撃で捕獲できて夕のつまみが一品増えるな・・・。

次男坊はまだ決めかねている様子。
まだ時間はあるからね。ゆっくり決めて―な

末娘っちはよくわからないようだけど、プリキュアとかお姫様とかのヒラヒラ~した感じの洋服?衣装?だそうな。

ちなみに自分は毎年あれやこれやとお願いしてますが、まったく来てくれません。
たのむよ、サンタさーん!!
今年のリクエストは、自家製ビールキットorルアー100個くらい?
他にも色々ほしいのいっぱいあるけど、現実的なのはこんな感じ??


さぁ、準備を始めましょうかね!
2018.09.17 2018年、9月16日
9月16日

安室奈美恵ちゃん引退。
もうね、伝説ですね。このお方は。
そんでひとつの時代が終わったんだな・・・と実感です。
なんだろう、どんぴしゃで世代だったわけで、これからしみじみと実感が出てくるんだろうね


そしてもう一つ。
樹木希林さんが亡くなった。
全身に癌が転移していることを公表して数年。
うむ、本当にすごい方だった。
一番印象に残っているといえば、昔ニュースステーションで久米宏がやっていた
「最後の晩餐に何を食べる?」という企画。
そこで樹木さんは
「(明日死ぬと分かっているならば)何も食べない。」
と話していたこと。

当時思春期真っ只中の小僧には、なんかこう・・・ビリビリッと来たわけです。

そんな樹木さんが亡くなった。
カタマランカヤック計画を進めるために、実際に模型を作ってみて、なんだかいけそう・・・という実感がムクムク。
でも焦ってはいけない。
そこで、ちょうど知人のMRYMさんが過去にカタマランレース艇の製作に携わっていたということで、アドバイスをもらうことにしたのだ。

シーカヤックを2艇ならべてデッキを作る、という設計思想について
『カタマランは基本的にピッチもロールも少ないけど、全長より短い(文章ではうまく説明出来ないw)前後からの波に対しては乗り越えるイメージより突き刺さるイメージだから喫水が少ないとデッキ上は波かぶりする事になる事を考慮。』
との意見をもらった。
デッキが波かぶり~では確かにキツイ。
とくに晩秋とかの釣行はね。
いや、沖縄は温かいから・・・など言ってたら、きっとひどい目を見る。


次に懸念している点について

懸念1.直進性・スピード性を考えて船底をオールV型にしたけど、それって正解なのか?
→オールV型は問題無いけど、内側を垂直方向に立てた方が直進性が上がる
→そもそもカタマランは舵が効きにくいので、旋回性に関しては妥協する(両舷にパドルで漕ぐなら旋回しやすい)
→オールV字は旋回性OK

懸念2.オールV字にしたことで喫水線下が深くなるけど、これって座礁とか多くなるのでは??
→喫水が深くなるほど推進力が必要になる=漕ぐのがしんどくなるので座礁より体力が心配


とまぁ実に的確なアドバイスを頂きました。
感謝です!


で、アドバイスを元に設計思想を変更。
1.デッキはシットオントップ・カヤックのように「濡れる」ことを前提。
2.船底形状はV字なのは変わらないけど、1枚パネルでの成型ではなく2枚パネル方式に変更。結果的にシャローVのような感じになるかな
3.サイドパネルは、とりあえずストレートタイプ・・になるように製作してみる。

この3点を変更して、もう一度模型作成に取り掛かるのだ!
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